トリの意匠



古来より「トリ」は幸せを呼ぶといわれ
絵画、調度品のモチーフや
着物、器の意匠として親しまれてきました。

春の渡り鳥として知られる「燕―つばめ―」は
幸福の象徴として紅型や絵絣に用いられてきました。

もともと日本にいない外来の鳥「鸚鵡―おうむ―」は
奈良時代の正倉院宝物にも数多く登場します。

言わずとも知られる吉祥文様の「梟―ふくろう―」は
江戸時代には縁起かつぎの柄として好まれていました。

Classic Koに集まる様々な「トリ」たち。
今年はちょうど酉年ということもあり、
Classic Koの物語と共にご紹介したいと思います。



 





 

Swallow


ある日

突然と空にきらめき

春の訪れを華やかに告げ

南の国の香りを運ぶ

海と空の間を飛んできたその美しい羽は

漆黒の中に金色の陽と

輝く波が映る



 





 

Parrot


おうむがえし

くりかえし

めぐるめぐりの

くりかえし

むかしむかしの

くりかえし



 





 

Owl


ぽーっと見守る目

きりっと見つめる目

ほそく凝らす目

本当に大切なモノを

見極める目



 


花々の意匠